安全運転イベントで首位を獲得!ヘリオス酒造に聞く、有効な車両管理システムの活用方法とは

安全運転イベントで首位を獲得!ヘリオス酒造に聞く、有効な車両管理システムの活用方法とは
ヘリオス酒造株式会社
ヘリオス酒造株式会社
業種
製造業
管理車両台数
3台
事業内容
酒類及び清涼飲料水の製造、販売
活用目的
売上増加 / 安全運転強化

沖縄を本拠に、総合酒類メーカーとして多種多様なお酒を提供されているヘリオス酒造様。同社は営業活動を正確に把握することを目的に車両管理システムを導入されましたが、2020年の秋に開催されたSmartDrive Fleetの安全運転イベントでは多くの企業が参加する中で堂々1位を獲得。

車両管理システムを活用して営業活動をどのように効率化しているのか?そして、安全運転意識を高めるコツとは何か?2つの観点からお話を伺いました。

インタビュイー:ヘリオス酒造株式会社 営業本部 河池 正法様

6種のお酒の製造免許を持っていることが強み!

まずは、ヘリオス酒造様の事業内容について教えてください。

ヘリオス酒造は沖縄に本社を構え、酒類の製造および販売を主とする総合酒類メーカーです。ロングセラーである看板商品は琉球泡盛の古酒「くら」。首都圏のスーパーなどでも広くお取り扱い頂いているので、ご覧になったことがある方もいるかもしれませんね。「くら」は、ウイスキーのようにオーク樽で3年熟成させた古酒(クース)のため、華やかな香りと豊かなコクを併せ持つという特徴を持っています。レモンを添えてハイボールで飲むのもおすすめです。

弊社は泡盛を含む単式蒸留しょうちゅう(焼酎乙類)、ビール、発泡酒、ウイスキー、スピリッツ、リキュールの6種のお酒の製造免許を有しています。沖縄の酒造メーカーのなかではおそらく1番多くの免許を持っている企業ではないでしょうか。

それは素晴らしいですね!

昨今ではクラフトビールだけでなくウイスキーの需要も右肩上がりに伸びていますし、6種類の免許を持っていることは弊社の強みでもあります。また、2020年の4月から、岩手県の豪雪地帯にあるブリュワリーが工場を手放すとのことで、弊社がそこの工場を取得いたしました。そのため、東北地方のビールと沖縄のビール、特色の異なる2種類のビールを扱うことができるようになったのです。その点も今後強みにして商品を開発していきたいですね。

ヘリオス酒造様は全国に向けて商品を展開されているので、お客様も幅広いのでは?

弊社は飲食店様よりも小売店様が多く、沖縄県では飲食店専用のお酒も製造しています。20代から60代まで幅広いお客様に飲まれていますので、それぞれの顧客ニーズに対して商品展開することを軸にラインナップしております。

そんなヘリオス酒造で、河地さまはどのような業務を担当されているのですか?

私は営業統括部長として沖縄、東京、岩手の各営業を統括して管理しています。岩手県はまだ専属の営業担当者が不在ですので、私が岩手エリアを見ながら各エリアへ指示を出している状態です。東京にも得意先があるので、岩手と東京間を移動して商品提案をしています。

見えない営業の行動を見える化したい。管理の強化で取り入れた車両管理システム

車両管理システムを導入しようと思ったきっかけについて教えてください。

ヘリオス酒造は現在3拠点で事業を展開しており、それぞれの拠点間は沖縄・東京・岩手と、遠方に位置しています。私のメイン拠点は東京ですが、沖縄の営業管理を把握しづらく、各営業をコントロールするのに、今どこにいるのか、何をしているのかわからないことが多くありまして…。以前から上層部でも「もっと正確に営業の管理ができないか」という議題が上がっていたこともあり、この状況を打破するために何か良いツールはないかとインターネットで広く調べ、SmartDrive Fleetと出会い、採用に至りました。

現在の営業スタッフ数は、沖縄に2名、東京に1名、岩手は私のみ。規模としてはまだ少数ですが、これから増員する予定です。

河地さんがおっしゃる管理とは、今、どこを訪問しているのか、1日の中で何件の訪問があったかを正確に把握するということでしょうか?

おっしゃる通りで、これはサービスに求める要件とも重なりますが、「今、どこにいて、どのような行動をしているのか」を可視化したかったのです。酒類業界だけでなく、現在のビジネス界は変化のスピードが非常に早いでしょう。そこへ切り込むには、スピードや効率化、そして営業の団結力が重要です。弊社は営業スタッフが配送作業も行いますから、正確な位置情報が可視化できれば、互いに連携して効率アップが実現できるし、場合によっては履歴から行動を改善するよう注意することもできる。管理の徹底と行動の改善を強化することを目的に適切なツールを探していたところ、希望にぴったりフィットしたのがSmartDrive Fleetだったんです。

車両管理システムについて、他社のサービスとも比較検討されましたか?

東京拠点に所属する事務担当者にいくつか車両管理システムをピックアップしてもらったのですが、その中でもSmartDrive Fleetが一番使いやすそうだという意見をいただいて。私も他社と比較検討しましたが、画面の見やすさやウェブサイトを拝見して直感的に「これだ!」って。

先ほど少しお話に出ましたが、求めていた要件と合わせて、現在の運用状況を伺えますか?

現在は沖縄の営業部のみで運用しています。また、東京の営業は基本的に電車移動がメインなので導入は検討していませんが、岩手で新たにエリア担当者が決まった時点でSmartDrive Fleetを導入したいと考えています。

沖縄では早々に良い結果が現れていますので、グループ企業のトータルネットという運送会社でもトライアル的に利用することを検討中です。運送会社は毎日の業務日報を記録として残す必要があるのですが、SmartDrive Fleetの自動日報機能を利用すればその作業にかかる時間を大幅に短縮できるのではないかと。試験的に利用を開始して、良い効果が得られれば導入台数を増やそうと考えています。

物流企業様ではどのように活用すべきか、利用されるタイミングになりましたらしっかりとサポートさせていただきたいと思います!

営業活動の可視化で改善点が明確になった

御社の場合は営業スタッフが配送もされていますが、どのように営業活動を評価されているのでしょう?

1番は効率の部分ですね。沖縄の場合は那覇がビジネスの中心になりますが、ヘリオス酒造の本社があるのは沖縄北部の名護市です。沖縄は基本的に鉄道のインフラが整っておらず、車での移動がメイン。移動に関して一番効率が悪い例は、朝一で那覇へ商談に行き、終わったら名護に戻って、夕方にまた那覇に戻るという、無駄な往復です。

その日の営業効率については、SmartDrive Fleetの日報機能で確認されているのでしょうか?

そうですね。日報機能を見れば行動履歴が一目でわかりますので、日々、有効活用させてもらっています。

御社は、到着した地点の出入りがわかる地点登録も活用されていますね。

はい、出入りがわかる地点登録の機能は本当に助かっています。予想通りではありましたが、この機能によって那覇に顧客が集中していることもはっきりとわかりましたし。地点登録がされていないエリアも見ることができますので、そこは計画をしながらフォローの度合いを厚くしようと考えています。

導入後、具体的にどのような効果が得られましたか。

営業スタッフの意見としては、地点登録によって、どのエリアに顧客が集中しているかを可視化できるようになったため、利便性が向上したと聞いています。本音では「管理されてしまう」と感じていたと思いますが、日々の業務の効率化につながっていますので、現場としてはプラスマイナスゼロなんじゃないでしょうか。

日々の業務を確実に管理できるようになった点、各営業の安全運転への意識が高まった点、この2点が目に見える効果ですね。

安全運転イベントで1位を獲得できた理由とは?

導入の目的は管理の強化でしたが、今回、管理とは別軸の安全運転のイベントにも参加いただき、見事1位を獲得されました。今回ご参加いただいた理由を伺えますか?

きっかけは本当に単純で、従業員に安全運転を意識付けて欲しかったからです。正直なところ、参加前は結構、急操作のアラートが私のもとへ届いていたんですよ。しかし、弊社の代表いわく、安全運転をしていないということは、資産の浪費にもつながっていくと。たとえば、急ブレーキを繰り返しているとブレーキパットの効きがすぐに悪くなって交換のコストもかかるし、危険も増すことになるでしょう。そのため、安全運転にプラスしてコスト削減にもつなげていくことを重視して、日頃から注意を促すようにしていたのです。その結果が今回のイベントに現れたのかもしれません。

日頃から事故防止のために安全運転を意識しつつ、コストの削減にも注力するよう伝えていたのでしょうか?

導入当初は、急操作のアラートが私の元へ届くたびにその内容を該当営業スタッフに転送し、「こういうアラートがきているから安全運転を心がけてくださいね」と伝えていました。安全運転イベントに参加すると伝えてからは、なんと急操作のアラートが激減したんですよ!

さまざまな企業様とお話していると、1日のうち、安全運転の啓蒙にかける時間というのは1時間程度が限界というイメージです。御社が安全運転の啓蒙にかけている時間と施策についてお聞かせ願えますか?

特段、何かを行っているわけではありませんが…私が行っているのはアラートが来たらその都度、本人へフィードバックするくらいです。

SmartDrive Fleetには運転者に直接通知するアラート機能もありますが、そちらは利用されていますか?

はい。ですから、本人も気がついているはずですが、あえて私からも伝えて注意喚起を促しています。

そうした細かいフォローが安全運転意識を高めているのではないでしょうか。時間をかけられないからドライバーに直接通知して、自分自身で気づいてほしいと思われる管理者様も多くいらっしゃいます。しかし、時間の経過とともにモチベーションは下がってしまうもの。管理者様から声をかけ、気にかけていることを伝えることが重要なのかもしえませんね。

それはあるんじゃないでしょうか。自分で気づくのと、相手に注意されるのとでは危機意識や受け取り方が異なりますからね。

河地様のご経験から安全運転を意識づける伝え方のコツを教えていただけますか?

事実を伝えることです。「安全運転をしてください」「気をつけてください」とただ単に注意を促すのではなく、データなどの事実をもとに、「このような急操作が発生しているので、こうしてくださいね」と、事実だけを伝えることが重要だと思います。

今年度は43社、882名のドライバーが参加した中で、堂々1位を獲得されました。これは本当に素晴らしいことです。率直な感想をお聞かせいただけますか?

本当にありがたいことです。40社以上参加する中で1位をいただけたことは非常に光栄なこと。名を汚すことないよう、より一層安全運転を心がけていきたいと思います。結果に甘んずることなく、今後、社員が増えていっても安全運転への意識を維持したいです。

お酒を提供するメーカーだからこそ、安全運転の重要性を強く伝えたい

今後、活用していきたい機能があれば教えてください。

営業日報と運転日報をうまく組み合わせたいと思っています。地点登録しているので、ある程度は活用できていますが、営業日報は名刺管理ツールで管理していますので、連携ができるようになると嬉しいですね。正直なところ、まだSmartDrive Fleetを完璧に使いこなせていませんので、引き続きサポートいただきながら弊社に合った活用方法を教えていただきたいです。

もちろんです。最後に、「お酒」と「安全運転」というキーワードだけ耳にすると、水と油のように聞こえてしまいますが、お酒を扱っている御社だからこそ、お酒を飲まれる方に対して伝えたいメッセージはございますか?

基本中の基本ですが、「飲んだら乗るな」ですね。あと、翌朝早くにお仕事で運転される場合は、お酒の量は控えていただければと。お酒が体内で完全に分解するには10時間かかると言われていますので、十分に気をつけてください。

資料ダウンロードSmartDrive Fleet
導入事例をまとめてご紹介

資料イメージ1資料イメージ1

SmartDrive Fleet を使って業務効率化や労務管理、
安全運転推進などを実現している成功事例をご紹介します。

Page
Top