キケンな運転操作が4割減!安全確保と効率化を同時に叶えた秘訣
- 業種
- 不動産業
- 管理車両台数
- 66台
- 事業内容
- 高性能住宅、自然素材住宅の設計・施工・管理及びそれに伴うアフターメンテナンス全般
- 地域
- 宮崎
- 従業員数
- 105名(2021年7月末時点)
- 活用目的
- 安全運転強化 / 法令遵守
- 利用デバイス
- アルコール検知器/シガーソケット型
「省エネ性能日本一」の工務店として創業から23年の健康住宅株式会社さまは、お客さまの満足にこだわった高性能な家づくりを展開し、福岡市内で新築注文住宅を中心に1700棟以上の実績を有しています。ニーズを汲み取り、満足いただけるお家づくりを実現しているのは、お客さま訪問や建築現場への訪問などを含む、営業部や現場の方々の行動です。そして、彼らの安心安全な移動を支えているのが、総務部の方々の日々の取り組みです。
この記事では、健康住宅株式会社の石倉さまに、安全運転を促進するために社内で行っている取り組みについて、貴重なお話を伺いました。
インタビュイー:
健康住宅株式会社
https://www.kenkoh-jutaku.co.jp/
人事部 石倉 未帆 様
導入機器と導入時期:
2021年8月
SmartDrive Fleet シガーソケットタイプ 66台
SmartDrive Fleet オプションレポート(安全運転レポート・運転指導レポート)
自然素材を利用した高性能住宅を提供
はじめに、御社の会社概要や特徴について教えてください。
健康住宅株式会社では、福岡の都市部を中心に自然素材の使用を特徴とした高性能な戸建注文住宅を提供しています。最近では建売住宅、リフォーム工事の設計・施行・管理とそれに伴うアフターメンテナンスなども行なっています。
車両の使い方としては、現場の社員には会社からリースの社有車を支給し、営業や設計は主にマイカーを移動手段として利用しています。その他、マイカーを業務使用しない社員は社有車を共有車という形で、必要なときに予約して利用しているという状況です。
車を使用する中で、課題に感じていた部分は何だったのでしょうか?
日報管理の部分です。弊社ではGoogleカレンダーで各人の予定を全社共有しており、それを日報代わりとして運用していたのですが、これだけでは実際の社員の動きや位置を把握できないという課題がありました。
弊社の社員は真面目な方が多いので、お仕事を怠ける方はいないと思っているのですが、職種によっては長時間外出することも多く、もっと業務効率を改善することが出来るのではないかと考えていました。そこで、まずは移動の実績を残せる手段はないかと探し始めたのです。
「手軽さ」に魅力を感じ、同業種企業の実績が導入を後押し
SmartDrive Fleetを導入しようと思った決め手を教えてください。
インターネットで動態管理について調べ、複数社から資料を頂いたのですが、運送会社さん向けに特化したようなサービスも多く、二の足を踏んでいたのです。そんな時、弊社社長がお付き合いのある住宅会社の株式会社あいホームさんがSmartDrive Fleetを使っているとお聞きしました。さらに、そのあいホームの社長であられます伊藤さんが書かれた本(DXで生産性最大化、少数精鋭で高収益!地域No.1工務店の「圧倒的に実践する」経営)の中にもSmartDrive Fleetのことが書かれていたことで、これなら安心だと思い導入を決めました。
同業種の企業様での実績があると安心感がありますね。実際に使ってみた感想はいかがでしょうか?
やはり「手軽さ」という点が大きな魅力だと思っています。SmartDrive Fleetはデバイスを装着して走るだけでデータが取れ、条件を指定すると蓄積された走行データが全てレポートという形で分かりやすく可視化されます。特に、安全運転スコアについてのレポートは、ドライバー側にとっても管理側にとっても分かりやすく、安全運転指導がしやすくてとても助かっています。
基本機能と安全運転オプションレポートをフル活用
現在主に活用されている機能を教えてください。
車両予約と走行履歴、あとは3つのオプションレポート(運転指導_全体レポート、運転指導_ユーザーレポート、安全運転診断_全体レポート)になります。
活用機能のどのあたりを「手軽」だと感じたのか、教えていただけますか?
社員の皆さんへ情報を周知していこうと思ったときに、グラフなどが自動で出てくるという点が非常に助かっています。データを分析するためには、通常ですとCSVでデータを出力し、その後にエクセルなどでグラフ化するといった作業が発生しますが、SmartDrive Fleetではその必要が無いという点が大きいです。
使用すればするほど、そこに魅力があるなと思います。データ収集だけではなく可視化までされ、皆さんに共有しやすいというのはすごくいいなと思いました。
また、デバイスを挿すという行動自体が抑止力となり、無駄な外出の削減につながっているのではないかと感じます。
まだデータを突き合わせてみないと定量的な部分はわからないのですが、現場にいる時間が取れるようになったため、これから実績を確認していきたいですね。なるべく現場にいる時間を少なくして帰ってこられているか、そうではない場合はどのような要因があるのかなどを、実績ベースで見ていけたらと思っています。
車両予約については、共有車を予約される際に使用しているのでしょうか?
そうですね。共有車数台の他にもトラックが数台ありますので、それらを予約するときに使っています。以前のGoogleカレンダーでも問題はなかったのですが、SmartDrive Fleetを利用するようになってからは、車両予約をSmartDrive Fleetで行うように、運用を変更しました。
運用を変えたことで効率化できた部分はございますか?
SmartDrive Fleetは走行距離が出るので、「ガソリン代の計算が楽になった!」という声がありました。今後は、当初の目的であった業務効率の改善にどれくらい効果が得られているのかを、勤務時間や作業内容のデータ、Googleカレンダーのそれぞれを突き合わせてみて、分析をしていく必要があると考えています。
(車両予約 デモ画面)
他にも、これまでは内勤スタッフがお客さまから電話を受けた際に、すぐに担当者の居場所をお伝えすることができませんでした。しかし、SmartDrive Fleetによって、担当者の位置情報を明確にお伝えすることができるようになったのも効率化できたポイントです。
これまではドライバーの方に電話をして位置を確認されていたのでしょうか?
緊急時は電話をすることもあるのですが、運転中だと電話に出られない場合もあるので、効率的とは言えませんでした。現在はドライバーの位置をこちらで確認できるので、とてもありがたいと思っております。
お客様からのお問い合わせに対して、ドライバーの現在地から予想到着時刻をお伝えすることでご安心していただけた、というシーンもありました。
現場で急に人手が必要になったときに、近くに応援できる人がいるか否かを確認するときなどにも利用しています。
スコアを全社で共有し、危険操作回数を大幅削減
レポートについては、具体的にどのように活用されているのでしょうか?
「運転指導_全体レポート」を利用して、当月の安全運転・危険運転の人数の確認と前月との比較を出します。ランキングと合わせてフィードバックのコメントが載っている点が、具体的改善点もわかって活用しやすいですね。合わせて、「運転指導_ユーザーレポート」で各ドライバーの具体的な急操作の発生場所や内容を地図上で確認し、状況を推測した上で改善指導をしています。
毎月1回全体定例(全社会議)があるのですが、その場でレポートの内容と、次回目標の共有をします。その他にも、部署ごとに前月のスコアをランキングにして、部内共有も行っています。自身の運転レベルの位置付けが点数で視覚化されるので、皆さん頑張ってくださいました。また、スコアが改善された方や、高スコアの方には、頑張った内容や工夫された内容を共有していただいています。
今では役職や入社年次に関わらず「一緒に頑張ろう」という声が挙がることや、安全運転スコアについて話題になることが多いと感じます。
(運転診断レポート デモ画面)
スコアの高い社員の表彰や、部署ごとの比較を行っていく中で、ドライバーさんの反応や事故の低減など、定量的な効果は何かありましたか?
当初、「4ヶ月で急操作回数を2割削減」という目標を立てていたのですが、全体定例で共有を始めて2ヶ月目ほどでその目標を達成し、4ヶ月目には急操作回数が4割減と大幅に目標を上回る結果となりました。今後も少しずつ急操作の回数を減らしていこうと思っています。
4割減!意識して運転にのぞまれていることが数値としてわかるのは、ドライバーさんの励みにもなりますね。
運転がスコア化されたことで、本当に社内で安全運転に関する話題が増えましたし、今後も事故の低減に繋がれば良いなと思っています。
特に入社年次の浅い方など、普段の生活で運転し慣れていない社員も多いのですが、SmartDrive Fleetで自分の運転を振り返ることで、運転技術の底上げにもなっていると思います。
何事も、楽しみながら取り組めることが大切
ドライバーの皆さんが安全運転に対してモチベーション高く取り組んでくださる要因というのは、何だと思われますか?
社風も関係しているのではないかと思います。弊社は社内でチームワークの訓練としてバーベキューを行ったりと、様々な取り組みをしているのですが、何事も「楽しもう」とする方が多いです。SmartDrive Fleetについても、皆さん前向きに取り組んでいます。また、私たち総務や人事という立場としても、常に社員の皆さんが効率よく、気持ちよく働ける環境を整えることを意識しています。業務の効率化によってできた時間は、ご家庭やプライベートでの幸せな時間に使っていただきたい。この想いが、活用に前向きに取り組めている理由ではないでしょうか。
また、SmartDrive Fleetのデザインの力もあると感じます。サービス全体が、運用側もドライバー側も楽しめるようなデザイン、構成になっているなと感じます。
ありがとうございます。今後も、業務の効率化や安全運転の推進など、幅広くご支援させていただきます。本日はありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします!
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導入事例をまとめてご紹介
SmartDrive Fleet を使って業務効率化や労務管理、
安全運転推進などを実現している成功事例をご紹介します。